2022年2月13日日曜日

ストローが変わります

今週2月16日(水曜日)から待ちに待ったカフェの営業を再開いたします!
再開に伴い、お取り扱いさせて頂くストローを【サトウキビストロー】に変えさせて頂きます。





今まで個人的にプラスティックストローに代わるストローを模索し、
色々試したのですが・・・
なかなか耐久性・飲み心地をクリア出来るものに出会えずにいたのですが、
この度4NATURE様にお誘い頂き、
産業廃棄物として処理されていたバガス(サトウキビの絞りカス)と
PLA(ポリ乳酸)で作られた生分解且つ100%天然成分の
アップサイクルさせることで生まれたサトウキビストローを
弊社も使用させて頂くことに致しました。




私も日々畑作業を行っていく中で、
『ゴミ』という概念についてとても考えさせられる場面に出くわします。
毎年恒例の樹木のメンテナンス・剪定作業で出る大量の枝や葉
住宅街に囲まれた都市農園故、草木灰を作る為に野焼きも出来ずCO2の排出も気になる
処理場へ運搬するのにも量が多すぎて運べない
そのまま微生物の分解を待っていると3~5年かかってしまい
保存出来るスペースがない・・・など問題に直面します。

何か活用出来ないかと考え、手間や時間がかかってしまいますが
自社で粉砕し、粉砕することで分解速度を早め、腐葉土として活用出来、
土に混ぜ込むことで土壌改良に活用出来ます。

剪定して出た枝や葉




粉砕して完成した有機肥料






お店や農園を始めるにあたって掲げていた環境に配慮した『サステナブル(持続可能)な無農薬栽培農園』

●B factoryでいつも食べている野菜が結果、環境や健康・味により良い影響が出れば
食ー農の新しい試みがカルチャーとして発展・定着すれば減少する日本の農業、
未来の農業の新たな可能性が出るのではないかと考えておりました。
この活動はもしかしたらすぐには結果が出ず10~20年後に結ぶかもしれないですが




『エコデザイン 東京大学出版会
益田文和氏の考える


ーエコマテリアルー
自然の物質循環の仕組みに則って、適切な素材(マテリアル)を適量活用し、
それを超えるものに関しては閉じたループを作って循環させる。
ものづくりと環境影響の関係を考えるうえで、どのような素材を使うかということは
決定的に重要な意味を持っている。
ーリサイクルー
使い終わった製品や施設などを廃棄するのではなく、補修して再度利用・分解したうえで素材に戻し再び製品を作れるように利用する。

を読み、熟考を重ねたた結果
今回採用したサトウキビストローは生分解且つ100%天然成分の為、
自社で粉砕し、肥料として活用出来ることから現段階でベストな素材なのではないかと考え採用させて頂きました。

粉砕したサトウキビストロー



初めはサトウキビストローの舌触りに慣れないかもしれませんが
使用することで肥料に変わり、美味しい野菜が出来る肥料へと変わるという気持ちで
ご理解頂けたら幸いです。

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